シナバー原石
ロシア産
シモンズさんの解説
「シナバーは硬度2~2.5の水銀の硫化物の鉱物です。シナバーの鉱石は、自己から大いなる自己への錬金術的な変容、個人のスピリチュアルな青写真の完全な顕現、私たちが内に保持している神の原型の実現の護符です。このためには、個人の不完全さのくずを焼き払い、ハイアーセルフの純粋な本質の中に残っているものを精製することが要求されます。シナバーはこの過程におけるパワフルな味方となることができます。(中略)この石の錬金術的な性質は、この石が個人のエネルギー体において調整し、バランスをとり、閉塞を除去することができることの認識と完全に適合します。そのような同調は、変容の中核を成すものです。また、富を引き寄せ『無敵さ』を顕現する能力などの特質は、個人が運命づけられているものの実現された青写真に帰することのできる一連の能力の構成要素です。シナバーは魔法使いの原型の石であると言えるかもしれません。魔法使いは精神世界と物質世界の意識的な導管役を務めます。神の意志に整合した、個人の意志の方向づけを通じて、魔法使いは普遍的な流れの潮流を、その多様な贈り物をこの世界に顕現させるために微調整することができます。もし、魔法使いの原型に親近感を覚えるなら、シナバーは魔法使いの手法における真の成果に取り組むのを援助することができます。」
シナバー(辰砂しんしゃ)はシモンズさんの邦訳の最新の著書『新しい意識の石』の中で取り上げられている石になります。クンダリーニ(性)の力が錬金術的な変容を象徴していて、過去においてはその存在は秘儀とされていました。今生においては、人類の意識状態が進化しているので、その存在は公にされています。ただヒンドゥー教や仏教ではそのことは公にされてきたと言えますが。
錬金術的なプロセスは、内的な変容のプロセスを経て覚醒や悟りに至る道を象徴していると言って良いと思います。要は魂の意図と自己の生き方を整合させるまでのプロセス(過程)と言うものですね。考え方は、先天的(アプリオリ)に、創造主の分霊である魂という完全性を私達には与えられているのですが、完全につながるには、魂、霊体、肉体の間の霊体の中での浄化が必要ということですね。実際には目に見える3次元の世界にどっぷりとつかっていると魂という完全性の世界を忘れがちですが、霊体の中で気づきや目覚めを通じて完全性の魂とつながっていくという感じですね。霊体とひとまとめに言っていますが、エーテル体、アストラル体、コーザル体等の各レイヤーがまとまるとライトボディが目覚めますので、それが魂の完全性とつながっていくことにつながります。シナバーはクンダリーニを活性化する石ですが、シモンズさんがよく話されていますが、石を使用する場合、クンダリーニの作用はより穏やかであると言っていますね。
ちなみに新しい意識の石が書かれた時点では、シナゼツはまだ発見されておりませんでした。シナゼツ自体は、シナバーを含有しているアゼツライトですね。いずれも水銀を含有している石になりますので、波動水などに使用するときには、コップの外からエネルギーのチャージを意図しましょう。硬度が低めですのでお取り扱いにはご注意を。