セルサイト原石M
シモンズさんの解説
「セルサイトは硬度3.5~5の鉛の炭酸塩鉱物です。セルサイトは、内なる錬金術の石です。錬金術の歴史の何らかの記述を読んだことのある人は、古代に行われたことは、共鳴による魔法のひとつであり、外的な物質の変容は魔術師の内的な変化と触媒作用を及ぼし合うものである、と考えられていたことをご存知でしょう。多く求められていた外的な錬金術的な変化は、鉛を金に変えることであり、一方、内的な魔法は、人の外的人格(ペルソナ)を神の生ける顕現に変容させるよう作用しました。錬金術師が試みたことは今日の化学技術の基礎となりましたが、共鳴的な内的変容のため覚醒する化学者は今や殆どいません。自己変容を望むスピリチュアルなパイオニアの方々にとって、セルサイトは有益なツールとなり得ます。この石はルートチャクラのエネルギーを刺激してクラウンチャクラにつなげます。脊柱を通って上昇する波動の螺旋を構築し、その通り道に沿って存在するチャクラに活力を与えます。そうすることで、個人の存在のすべてのレベルを通じて反響する再整合のパターンを作り出し、スピリチュアルな機能のより高いレベルにおいて人生を再構築することを選択する機会を提供します。セルサイトは、自らのスピリチュアルな熱望と、世界役に立ちたいという望みを反映する職業に転職したいと願っている人に理想的です。また、健康面や、人間関係、自己認識における予期せぬ変化の只中にある人が、自らの生活に最もふさわしい新たなパターンを見いだすのを助けることもできます。」
セルサイトは、シモンズさんの邦訳の最新の著書『新しい意識の石』にも掲載されていた石になります。錬金術の真の目的は、鉛を金に変えるということではなく、黄金の霊体を創造するということになります。各チャクラを開いてライトボディを始動させる原動力となるのが、クンダリーニの力になります。よく、気功で丹田を鍛えることを聞きますが、秘教的には第2チャクラのクンダリーニの力を目覚めさせるということになります。ほんの100年位前には、このクンダリーニの存在を公にすることは禁じされていました。具体的な名称を上げることは控えますが、いわゆる秘密結社と呼ばれるところでもこういった叡智は伝授されていました。でも、人が集まると好き嫌いというエゴが介入してきますので、いつの間にか世界を思うままに動かそうというおかしな流れにつながったのかもしれません。
シモンズさんの解説の中で、ペルソナという言葉が出てきましたが、これは仮面ですね、物質世界を生活する上での悪い言い方をすれば、端的に言うと世間を渡るために外面を作るという感じでしょうか。厳密に言うとペルソナは、心理学者カール・グスタフ・ユングの用語となります。ユングは研究の中で独自の夢判断を確立して、集合的無意識や錬金術的なことも研究していた、オカルティストの側面も併せ持つ心理学者さんですね。私も十代の頃夢中でユングの著書を読み漁った時期がありましたが。ユングの言っていたことが、すべて真実とは言いませんが、内的な変容について研究していた点など、シモンズさんがよく取り上げる理由も理解できますね。
詳細は、余裕のある時にユングの本を読むことをおすすめしますが、セルサイトは、ルートチャクラとクラウンチャクラを活性化する石になりますので、肉体とつながっているチャクラのエネルギーの流れを強化します。単に物質次元に生きる人間としてではなく、多次元的な自己を目覚めさせ光の存在として私たちの霊的な成長をサポートする石と言えます。元々、人間自体は無限の可能性を与えられていますが、自分自身の想念による創造の結果が現在の自己となりますので、すべての方がそれを開花させることができるというとそうでもないと思います。でも、自己の中での内的な変容のプロセスを経ると、光をこの濃密な世界に降ろし顕現することができるようになると思います。セルサイトの場合、可能な限り高次元のエネルギーをこの世界に顕現することをサポートします。もちろん、結果については各自己責任でということになりますが、セルサイトの保持している特性は、光を注入し進化を受け入れ、錬金術的変容を促す石ということになります。
こちらのセルサイト原石Mには、少し母岩が付着しておりますが、どちらかというと茶色に近い箇所がセルサイトとなります。金色とまではいかないですが、原石によっては煌めきもあります。鉛を含むので水に入れて飲用したりしないでください。手にするとわかるのですが大きさは小さくてもとても質量が大きい重い石になります。金色光線を保持しておりますのでとてもおススメです。